【報告】30人国賠の記者会見を見学
10月9日午後12時頃、東京高裁・地裁の司法記者クラブで、原告30人が国を相手取った損害賠償請求事件(「30人国賠」)の記者会見を見学してきました。代理人は作花知志弁護士(作花法律事務所・岡山)です。
(本件の詳細は以下の公式サイトをご覧ください)
子の連れ去り国賠訴訟 — 公式サイト
会見では原告を代表して数人が参加。
記者の中には当事者でもある牧野左千子さんもご参加されていました。
(牧野さんのお名刺が牧野さんの意思強さと謙虚さと美しさが感じられて落涙)
■作花弁護士の話で私が注目したのは2点
1、他国は共同親権で子どもを保障しているのに日本はそうではない
2、被告の法務省は新民法に触れようとしない
1について)
子どもたちは生まれる国を選べません。他国の子どもと差のない基本的な人権が保障される国に日本も変わるべきだと感じました。親の一存で一律に子どもたちが片親にされる単独親権国の日本が子どもたちにとって幸せなわけがありません。日本を他国と同様に共同親権に転換させていきたいです。
2について)
法務省は裁判の相手方だから裁判上の攻撃攻防としてそのように新民法に触れないのでしょうが(裏を返せば新民法を持ち出されると認めざるを得ないというのがわかります)、しかし国会で成立した立法趣旨は法務省こそリーダーシップを取って実現すべき立場です。新民法を軸に主張をしてもらいたいです。
■高自殺リスク層の別居親
私が当事者でもなんでもありませんが令和4年8月に「親子断絶問題」を知って今の活動をしています。
「日本がこんな国だなんて」と驚き、すぐに別居親さんのヒアリング調査をしたのですが、その中で私が特に問題だと感じたのは、別居親さんの筆舌に尽くしがたいほどの過酷な状況・健康状態・環境でした。
私の大学の卒論テーマは「日本の自殺」です。別居親さんは高自殺リスクの層に該当すると思いました。
別居親さんがなぜ自殺リスクが高いか、私なりの見解は、「親子断絶」の過程で様々な方面から受ける「人格的利益へのダメージ」が要因だと考えています。理不尽な状況によく耐えていると思います。
■記者会見で感じたこと
会見に臨んだ原告の男性たち女性たちそれぞれが自己紹介されました。
お一人お一人の事案は違えど、そしてそれぞれの想いは違えど、しかし「同じ思いを子どもたちには味あわせてはいけない」という共通した強い意志が伝わりました。
涙が止まりませんでした。
こんなに過酷で理不尽な状況にも関わらず彼らは決して諦めていない。
諦めかけたこともあると思います。でも挫折の中で決断していっただろう彼らの意思強さと責任感が胸を打ちました。
■これからのキミト
私は自分自身が何をすべきなのかを考えました。
主人公は彼らです。
彼らが主人公となって歩む子どもたちに通じる道を私は邪魔をしないようにしながらバックアップすることだとそう思いました。
私が得意とすることで私にしかできないやり方で彼らを引き立てることをしようと私も決断できました。
(得意とすることとは、私にしかできないやり方とは、それを明かすのは今は控えます。結果こそ、その答えなので、今私がチャレンジしていることは秘密にしておきます。)
■心ひとつに力を合わせよう
責任ある大人社会の実現こそ子どもたちが安心できる社会になるはずです。
共同親権とはその象徴であり理想でありかつ具現化のための重要な端緒です。
この重要な端緒から私たちが自分たちで子どもたちのための道を切り拓いていきましょう。
今一番大切なのは心ひとつに力を合わせることだと、30人国賠の記者会見を見学して思いました。
令和8年10月10日
見学できなかった他の皆さんに伝わることを願って。
森
