キミトの年譜/歩みvol.01
NPOキミトについて
「NPOアートで社会問題を解決する会キミト」(略「NPOキミト」)は、単独親権の日本特有の深刻なDV被害である「実子誘拐問題」の解決を目指す特定非営利活動法人です。
背景
国際的に非難されている「実子誘拐問題」に、日本の政治は取り組まず、被害者たちの中には自らの命を絶つ者も少なくありません。
NPOキミトは、政治に代わり、被害者の自殺防止対策をしながら彼らが社会的弱者で救済されるべき人たちであることを社会に認めてもらい協力を得ながら国民の手で「実子誘拐問題」の解消に取り組むことにしました。
2022年8月下旬
偶然の出会い
代表の森めぐみが1日約60人が自殺する日本の悲しい現状をなんとかしたいと考えていた際にたまたまTwitterで「共同親権を求める子どもと会えない親たち」(以降、別居親)を知り、その方たちの話を聞いて、彼らが大変自殺リスクが高く法制度を是正することで命が救える可能性があることがわかりこの問題に着手することを決めます。
■Twitterで別居親さんたちや関係者に呼び掛け、被害についての取材を対面や電話で開始
直に当事者から聞き取るフィールドワークで「問題の特性」を体感することは大事です。 一人につき平均60分、長いと3時間という時間を掛け、別居親さんの置かれた状況や想いまでを感じとり、「こんな子煩悩な無垢な方たちを騙すようなやり方で子どもを奪いそして弁護士が介入してお金を取る酷いことをする人たち、そしてそれを許す社会は次世代に引き継ぐことはできない」と本気で思いました。
2022年8.月31日
■ラジオ「会えない君に届け!パパママの声」
最初に取り組んだこの活動は後に「キミト」の名付け親となる別居親さんとの会話から閃きラジオ配信のアプリを利用しスタート
https://stand.fm/channels/627f39cefd1be6fc46bc2f21
このラジオで自分たちのママの想いを聞いた子どもたちとパパが戻ってきたケースもあります。
そのママからの別居親さんたちへの「エール」です。
https://stand.fm/episodes/649518952ca7114dd17a2fc7
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2023年3日1日
「特定非営利活動法人アートで社会問題を解決する会キミト」法人化
彼らが求める「共同親権」は父母が離婚しても子どもたちが両方の親を自由に行き来できる諸外国では当たり前の法制度で素晴らしいと誰もが思うものにも関わらず強固に反対するNPOがあることに驚き、共同親権側にも同じようなNPOが必要と考え東京都に申請し半年後「認証」を得ることができました。
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2022年5月~2023年11月
※『共同親権の必要性』がわかる陳情冊子(画像)を独自で作成
「国会議員(ほぼ)全員陳情」×2回
法務省の法制審議会で「共同親権導入」を議論をした後、閣法で成立する予定であることから、諸外国同様の「共同親権」になるよう、国会議員への活発な反対派の陳情活動で「共同親権の必要性」が打ち消されることのないよう、NPOキミトも国会議員への陳情活動を開始。
直接話をした国会議員38名
(自民党14/公明党1人/立憲7人/維新8人/国民6人/N党2人)
回った事務所
1回(2023/5/22~6/16)約700
2回(2023/8/22~11/18)約600
※並行して「東京都の地方議員への陳情活動」実施
計30人
墨田区11/港区3/中央区1/渋谷区1/中野区1/目黒区1/江東区4/文京区1/中央区1/杉並区1/西東京市1/江戸川区1/世田谷区1/千代田区1/品川区1人
※「共同親権の必要性」~なぜ実子誘拐被害があるのか?~
改定版 PDF「共同親権にしよう」のコピー (kimito2525.sakura.ne.jp)
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2023月12月
「共同親権推進」から「実子誘拐撲滅アクション」へと活動の方向性を変え、政治への訴求から自分たちの手で被害の撲滅を直接的に目指す。
<実子誘拐撲滅アクション>
■2023/12/4~12/22
「実子誘拐指南する離婚講座の撲滅アクション」
~全国1200の全ての自治体へ「子ども連れ去りは犯罪です」一斉郵送~
郵送した文書は以下の4つです。
①世田谷区男女共同参画課が実施した女性限定の「離婚講座」で子ども連れ去り指南が講師の弁護士よりされたことを伝え「同意のない連れ去りは刑法224条未成年者略取誘拐罪に問われる可能性があり、昨年9月には起訴猶予が出ている。主催する離婚講座などでこうしたことがないようお願いする」主旨の文書
②「子ども連れ去り」に関するアンケート調査票
③「DV等支援措置によりDV加害者に仕立て上げられ子どもの居所秘匿され苦しんでいる被害者がいる事実を伝え、適切な運用をお願いする」主旨の文書
④「実子誘拐指南撲滅チラシ」(画像参照)
■「実子誘拐被害の実態調査」
2024/1/3~1/21
日本で初めての「実子誘拐被害の実態調査」です。
国際的にも批判されているこの問題の深刻さを数値で表し社会に理解してもらうための調査。問数42(任意1設問含む)
「2024年実子誘拐被害調査報告書」
konintyu.pdf (kimito2525.sakura.ne.jp)■「2024年実子誘拐被害調査報告書」が3月20日、毎日放送の関西ローカルで報道されました。
報道の内容はYouTubeでご覧になれます。
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https://youtu.be/Qg_9_RXHpR8?si=vrLbxXz-7I82KOD2
■2024年2月2日~2月12日
「実子誘拐被害者の声」を国会議員全員に届ける署名活動
https://voice.charity/events/676
「実子誘拐被害の実態を知るシンポジウム」
2022年2月27日/国会議員第2議員会館(16:00~18:00)にて実施
弁護士の金﨑先生、国会議員の先生たちからお力を頂きました。
■2024年3月2日~4月5日
主要5党の代表にお手渡しする!
「共同親権の民法改正に実子誘拐被害防止の3つの条文を!」署名活動
https://voice.charity/events/696
たくさんの熱い想いを自民党、公明党、立憲民主党、維新の会、国民民主党の代表に要望書と署名のお手渡しをしています。
日本維新の会 馬場代表代理の中司宏議員
公明党は本部の指示により山口代表宛に郵送
自民党 岸田代表の代理の牧原秀樹議員
国民民主党へは国民民主党の指示通りに本部へ郵送いたしました。
立憲民主党は泉代表の事務所の指示通りに牧山ひろえ議員にお手渡しが4月5日に済みました。
■2024年4月1日~15日
「家裁の実態調査」実施
世の中に家裁が「親子を会わせない」ことを知らせるために実子誘拐被害者さんたちからエピソードを募りました。
調査結果はこちらからダウンロードできます。
https://kimito2525.sakura.ne.jp/kasai_202404.pdf
■2024年4月2日より
民法改正(「共同親権」導入)国会審議スタート!
「共同親権を求める国会傍聴チーム」結成
左から
古賀礼子(弁護士)
森めぐみ(NPOキミト)
杉山程彦(弁護士)
西牟田靖(ルポライター)
このメンバーで4月2.3.5.9.10.12.16の全7回すべてを傍聴席から見守りました。
"すごい!実子誘拐被害者の声が国会に届いた!”
4月5日の国会で、三谷英弘議員(自民党)と米山隆一議員(立憲)のそれぞれの質疑に対して法務省が答弁で「無断で子どもの居所を変え、一切交流させない行為はDVになり得る」と明言しました。
(制作者の別居親さんより使用許可あり)
つまり、「実子誘拐はDVだ」が国会で認められました。
署名活動を通じて国会議員全員に届けた実子誘拐被害者の声が国会に届きました。
悲しいこともありました。
立憲民主党の寺田学議員ら法務委員より私たちが使用している言葉「子どもの連れ去り」と「虚偽DV」が「一方的」で「攻撃的」だ言われたことです。
例え、自民党と日本維新の会に対する発言だとしても同様のことをしている私たちも同じように捉えられてしまいます。
国会を通じて私たちのネガティブなイメージを国会を通じて流布されたことを問題としてキミトは以下の「質問書」を上述の法務委員及び他の法務委員たちと立憲民主党の泉健太代表および牧山ひろえ議員に送りました。
その後、回答期限までに返事がなかったため、立憲民主党の泉代表宛てに「要望書」を送ることにしました。
憲法51条で国会議員は「国会内でした発言は国会外で問われない」免責特権が与えられていますが、だからと言って国民にダメージを与えそのままにしておくことではありません。
立憲民主党には誠意ある対応を期待します。
■法案が、4月16日衆議院を通過し参議院に審議の場が移りました。
"すごい!2つも成果が実る!"
4月16日の参議院の本会議で飛び上がりそうなうれしいことがありました。
川合孝典議員(国民民主党)
「こども家庭庁の今年度予算にある、養育費の確保をした弁護士への成功報酬は他国が不当に離婚を増やす公序良俗に反するとして規制又は禁止にしていることであり、それを国が補助するのはどういうことか?」
キミトが国会議員全員に届けた以下の内容と同じことが質疑されました。
清水貴之議員(日本維新の会)
「DV被害者は女性だけではない男性もだ。しかし、DV防止法の前文には被害者のほとんどは女性とされている。この前文は是正すべきでは?」
キミトが2023年から陳情冊子を国会議員全員陳情を通して国会議員事務所に手渡して回った中の一つです。
しっかり伝えれば被害者の想いは必ず届きます。
■2024年4月21日~
森めぐみ🍋スペース!を試しに始めてみました。
実子誘拐被害者の声を届ける新しいツールになるか?
被害者の皆さんと試してみます。
引き続き、キミトは実子誘拐被害者の声を通してこの国に実際にある「実子誘拐被害」を政治に社会に届けていきます。
■一方で、森めぐみ一人で約500人の実子誘拐被害者さんを支援するのは限界があります。
キミトはこの事業を国に移管することを求めています。
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「共同親権導入」が衆議院で「可決」参議院へ!
いよいよ参議院へ審議は移行しこれが終われば「成立」です。
衆議院同様に参議院も委員会から本会議まですべて傍聴
午前10時から休憩を1時間ほど挟んで午後5時まで6時間鉛筆を走らせ指が痛くなりましたが、実際の審議をこの目でこの耳で聞き被害者のみなさんに「すごい!今日スペースで伝えよう!」と心弾むことが多く思い出に残る審議になりました。
↓
無事に5月17日(金)参議院本会議で「成立」
その時の記念の写真です。
「子育て改革のための共同親権プロジェクト」の松村さんと。
西牟田さん/森めぐみ/松村さん/大橋さん/古賀礼子弁護士
>>>キミトの年譜/歩みvol.02に続く