
第5回「森ゼミ」(令和8年2月22日)レポート
第5回「森ゼミ」(令和8年2月22日)レポート
Aさんからの感想
※私との対話形式
Aさん
森さん、こんにちは!
日曜日はありがとうございました。
以下、感想です。
裁判官の目線から見た一貫性が重要で、主張にチグハグなところがあると疑義を持たれると言う印象を強く持ちました。
また、物事をはかるために必要な数的情報を把握することが非常に重要と理解しました。
4.1に向けた動き、それ以降もさらに変わるのかもしれませんが、変化をうまく捉え、分析し活かしていきたいと思います。
私
「例えば、「数的情報」とはなんのことで、何にどう役立つから、非常に重要と思えたのでしょうか?今まではそうではなくどうだったのでしょうか?」
Aさん
数的情報は、具体的に健康診断の結果です。
子どもが健康的な成長をしているかどうか、ちゃんと背が伸びているか、体重が増えているかから推しはかりたいと言うものです。
数字なので客観性があり、恣意を挟みません。そして親にはそれを知る権利があります。
この健全な成長を把握するために役立つとの気づきがありました。
知る前は医療機関の診断書が重要だと思いましたが、診断書以外にも状況を把握する必要があるのだなと感じました。
私
「「円満な夫婦関係」がなぜ法益なのかを婚姻の義務のうちの1つである「同居義務」について考えましたが、このことはメリットだったかそうではなかったか、メリットだったとしたらどのようにメリットになったのかを教えてください。」
Aさん
メリットでした。
私は円満について法益の例を一つ学びました。
同居義務違反とその法益が狙う目的を理解しました。
理解した上でその目的と自分の事件を照らしあわせてみました。すると、これだけではうまくいかないように感じています。
扶助、協力についても、同様に公益を考え、自分の置かれている円満と言えない状況を理解する。
その上で主張を整えていくことに取り組む、というのが現時点で学んだと考えていることです。
■森の雑感
「法益」という概念は損害賠償請求などの民事事件と刑事事件で大事なものですがなぜか具体的に話をしないのが普通です。
しかし害された「法益」が何かを明確にしないと立証主張そして請求という裁判の要がグラグラして勝ち筋をつくれません。
そこで、今回の「森ゼミ」では、不貞慰謝料が認められる「円満な夫婦関係」は「法益」で、なぜ法益かを自分たちの頭で考えてみました。
Aさんが前述で「公益」という言葉を言いましたが、「法益」は国益とも言い換えられ、その視点で様々な既存の「法益」の意義がわかり、大事にするようになります。それに気付いてもらえたのが嬉しかったです。
自己の利益に基づく主張の振り回しだけではなく、公益を大事にすると、裁判所は公的司法機関なわけですから、その裁判所が求める主張になり、結果有利になる裁判所のリアルにも気づいたというのが、Aさんの発言からわかります。
