
\発表/ 「キミトのこれまでとこれからについて」
\発表/
「キミトのこれまでとこれからについて」
ご存知の方も多いと思いますが、新民法「共同親権導入」の施行日が来年令和8年4月1日に決まりました。
ここで、キミトの活動の振り返りと、今後の活動について、ご説明いたします。
~これまでの活動~
キミトは法人化する前から、3年以上に渡り、「子の連れ去り」で自由に子どもと会えなくなった別居親さんにヒアリングや調査をしたり、そうした声を国会議員や社会に届ける活動をしてきました。
1.ヒアリング調査活動
キミトの調査は、「実子誘拐被害調査」が一番知られていると思いますが、この調査をするまでに110人にヒアリングをしています。
調査後もヒアリングを継続し計250名に実施しました。
2.国政への周知活動
こうした調査をまとめたのが、冊子「単独親権の弊害」です。「国会議員全員陳情」を実施し、昨年春の共同親権導入の国会審議の前までには、国会議員事務所の8割には手配りをし終えています。

■参照
冊子「単独親権の弊害」は、PDFダウンロード販売中
https://store.bitfan.id/kimito/items/16597
3.社会周知出版活動
書籍「家裁のデタラメ」は、1の「ヒアリング調査活動」で教えてもらった「別居親さんの実話」を家裁のデタラメエピソードとして収録し自費出版したものです。
この出版活動はキミト初の一般に向けた「社会周知出版活動」でした。

4.離婚裁判調査活動
昨年11月21日から10ヶ月以上に渡り今現在も東京家裁をメインに「離婚裁判」の傍聴と記録閲覧質の2つの方法で、新民法施行前の裁判所についてを調査中です。
■実績
令和6年11月21日~令和7年10月末
累計
傍聴345件(家裁331/高裁13/地裁1)
うち本人尋問67件(家裁66/地裁1)
記録閲覧58件(家裁9/高裁46/地裁2/最高裁1)

この調査から導きだされた「13の疑問」を冊子にしたのが「離婚裁判調査レポート」です。
来年施行の共同親権導入が「連れ去り抑止となり得るか」の視点で見た時に疑問に感じられたことをまとめました。
日本の裁判所が子どもをモノのように考えているのがわかります。
■参照
冊子「離婚裁判調査レポート」は、PDFダウンロード販売中
https://store.bitfan.id/kimito/items/23890

~これから~
共同親権導入では、自治体で周知などもスタートするようです。子どもの権利などを学びながら、父母が不和のときに子どもが傷ついたりしないようどう乗り越えたらいいかを具体的に学べる勉強会などが実施されたらいいな、と期待しています。
自治体では、一般的に広く市民に働き掛け、子どもの権利を大切にするなどの共同親権で大事な意識の醸成が主たる施策となるはずです。
一方、「連れ去り対策」ができるのは、主に裁判所になるでしょう。
連れ去りする者は、裁判所が親子を会わせないので、裁判所を利用します。
今までがそうで、キミトの調査では連れ去りされた別居親さんの相手はほとんどが弁護士をつけて裁判所を利用しています。
キミトは、裁判所の体質を変えることが、「連れ去り対策」だと考えています。
キミトはこれから、裁判所が子どものための裁判所になってくれるよう努力し、それによって、「連れ去り対策」に自然となるような調停や審理をする裁判所への変化を促す活動をしていきます。
具体的には、「これまでの活動」の3.4のような活動が主になります。

~最後に~
キミトの活動は、「子どもへの思い」を忘れることはありません。
子どものたちが声を上げられないことを忘れず、大人が子どもたちのために責任ある生き方をすることを大事にします。
「これまでの活動」で、別居親さんにフォーカスしてきましたが、別居親さんを通じて離れて暮らす子どもたちのことを感じ取って来ました。
「子どものための共同親権へ」
「子どもを大事にする裁判所へ」
この2つを目指して、キミトはたゆまぬ努力をしていきたいと思います。
令和7年11月2日
特定非営利活動法人アートで社会問題を解決する会キミト
森めぐみ

